裕福な人たちが必ず社会のルールを守るとは限らない現実が判明

娘が小学校に入学してすぐに、女の子の友人ができました。その子は豪邸に住んでいて、珍しい食べ物や海外旅行などセレブに特有の話ばかりしてきます。友人の影響を受けた娘は、6歳で高級志向になりつつありました。連休には国外のテーマパークに連れて行くようにお願いされて、断ると泣きじゃくってしまいます。気持ちが落ち着いてからは、どこかへ電話をかけて何やら約束を交わしたように見えました。その直後には電話を代わるよう娘から促され、話の相手が豪邸に住む友人の母親だったことを知ったのです。

半月後の週末には相手方の家族旅行に私の娘を同伴させたい旨の相談を受け、貴重な経験ができると感じたので大歓迎しました。私なりに奮発した菓子折りを片手に娘の友人宅へ向かうと、母親だと名乗る女性から鼻で笑われたのです。どうやら菓子折りの貧相さに呆れたようで、私の心の中では悲しみと怒りの感情が渦巻いていました。

初対面の人間に失礼な態度を取る人に娘を任せることが不安になり、相手方の大黒柱である男性の素行調査が必要だと感じたのです。潤沢な予算がなかったので、開業したばかりで実績づくりに躍起になっている探偵に相談し、値下げ交渉の末に相場より安い金額で契約できました。6時間だけの調査で明らかになったのは、娘の友人一家にはルールを守ろうとする気持ちが皆無であることです。自家用車の運転中には信号無視を繰り返しますし、ファストフードを食べることによって発生したゴミをショッピングモールの駐車場に投げ捨てていました。不躾な人たちに娘を預けられないと判断したので、相手方に電話して旅行への参加をキャンセルしました。

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